日常

小さな約束

「小さな約束」
というのは
日常生活の中で
毎日のようにあります。

人によって
大きい小さいはあると思いますが
小さな約束というのは
自分も気づかないうちにしているのかもしれません。

また
自分にとっては
約束でなくても
相手にとっては約束と
受けとらえられているかもしれません。

普段、自分が他人に対して
「信頼する」とは
何が基準かを考えてみました。

改めて考えると
小さな約束を守ってくれること。

仕事はもちろんですが
日常生活の中でも
意外と小さな約束はしています。

その中で
やはり
「口だけ社交辞令」の人よりも
「些細なことを覚えていてくれて実行してくれる人」のほうが
「信頼できる」と感じました。

以前私が働いていた会社には
いつもニコニコしていて
怒ったところは見たことがない上司がいました。

その人は社内でもほとんどの人から
「すごくいい人」と思われていたと思います。

そして一緒に仕事をすることを希望する従業員もたくさんいました。

仕事のことでも嫌な顔をせずに
誰の話でも聞いているような人でした。

私も最初はとてもいい人なんだろうなーと思っていましたが、
日にちが経つにつれ
なんとなくその人との仕事がもやもやしているものになっていきました。

その原因を言いますと
その上司は確かに笑顔で話を聞いてくれます。
仕事のことも
「それいいね」とか
「みんなで頑張ろう」とか
聞いているほうはなんだか元気になるような感じです。

でもふと考えると
「小さな約束」を守っていなかったのです。

「〇〇までにやっておくよ」とか
「〇〇するよ」など
当然のことのように
笑顔で返事をしてくれますが
結果的に
「実行していない」のでした。

私も最初はその上司も忙しいからと
期限ギリギリに振られた仕事もこなしていましたが
だんだん信用できない状態になっていきました。

そしてそんなことが続いていき
さらに約束が守られないことが積み重なって
社内で同じ空間にいるのも嫌になってきました。

私は業務上、その上司と仕事でも一緒になる時間が長かったので
余計にそういう約束が守れない部分が気になり始めて
ストレスになってきました。

当然のように
他の従業員からは
とても優しいいい上司だと思われていたので
このストレスを相談することもなく
結局、その後は信用できないことから
退職という手段を取りました。

上司に依存していると思われるかもしれませんが
仕事は自分一人でするものではないと思っていますので
当然従業員同士協力しあって
不足しているところは助け合って業務をこなさないといけないと思っていますが
約束が守られなかった日々に
私の心は折れてしまいました。

この
「小さな約束」も
人によって受け取り方は違うと思います。

私にとっての
「大切な約束」も
他人にとっては
「そんなに重要な約束ではない」
かもしれません。

そして私自身ももしかしたら周りの人に対して
「小さな約束」が守られていないこともあるかもしれません。

今、冷静に考えると
「小さな約束」は
人によってとらえ方が違うものなのかもと思えるようになりましたが
当時はストレスになるほどでした。

特に信頼していた人の守られなかった約束は
正直ショックが大きかったです。

多分この先も
「小さな約束」というのは
日々あると思います。

でも
「小さな約束」を日々積み重ねていくことによって
「大きな信頼」になると思います。

そしてそれを
「相手」に求めるだけでなく
やはり
「自分」も実行していかなくてはいけないと思います。

守れそうにないことは
あえて「約束」はしないほうが
誰も傷つけないのかもしれませんね。

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